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化粧品で肌の色が抜けてしまう!?『カネボウ白斑事件』とは

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大人の女性であれば、誰もがお世話になっている「化粧品」。

多くの場合、化粧品というのは女性を美しくし、自分に自信をもたらしてくれたり、気持ちを引き締めるツールとしても頼もしい存在かもしれません。

しかし時にそんな化粧品が牙をむくことがあります。肌に合わないものや海外製の粗悪な製品などを使用していると、肌の健康を損ねてしまうことになり、美しくなるはずが、元より状態が悪化してしまうなどという悲惨な状況も起こりえます。

そんな化粧品におきた事件の一つが、「カネボウ白斑事件」です。

今回は、当サイトのメインテーマである『白斑』という病気と深く関係する、このカネボウの事件について取り上げてみたいと思います。

 

『カネボウ白斑事件』とは

『カネボウ白斑事件』とは、一体どんな事件だったのでしょうか。

経緯

ことの発端は、2013年7月4日、㈱カネボウ化粧品(以下、カネボウ)が自社で製造・販売していた医薬部外品有効成分「ロドデノール」の配合された美白関連製品について、「白斑」の症状が確認されたとして、自主回収を公表したことです。

カネボウが2008年から販売していた化粧品の一部に、「白斑」を引き起こしてしまう成分「ロドデノール」が含まれており、これを使用した消費者が白斑になってしまったというわけです。

対象製品【㈱カネボウ化粧品】

  • カネボウブランシール スペリア シリーズ
  • suisai シリーズ
  • トワニー シリーズ
  • インプレス シリーズ
  • アクアリーフ シリーズ
  • リサージ シリーズ

対象製品【㈱エキップ】

  • RMK シリーズ
  • SUQQU シリーズ

この「ロドデノール」が配合された化粧品は、全国の百貨店など計15,000店ほどで販売されており、累計430万個以上が市場に出回っていたと言います。

白斑を発症した患者に、カネボウの製品と白斑との関連性が疑われた当初、カネボウの担当者は「白斑の症状と化粧品に因果関係はない」としていましたが、カネボウの化粧品を使用して白斑になった患者を診察した皮膚科医からカネボウに連絡が入り、改めて会社側が認識をする形となりました。

そこから調査を開始し、症例が確認された患者数は雪だるま式に増加していきました。

そもそも「ロドデノール」とは、カネボウが開発した”医薬部外品有効成分”で、メラニンの生成を抑制する強い効果があり、しみやそばかすといったものができるのを防ぐために、美白化を狙った化粧品に多く使用されていました。

 

白斑患者からすれば半ば”常識”ではありますが、白斑患者はむしろこの「メラニンを生成してくれなくなってしまうこと」に悩んでいるわけです。

その後、関西在住の計24人の被害者が、カネボウに対して計約1億6,000万円の損害賠償を求めて集団訴訟を起こし、2017年9月7日に京都地裁で調停が成立しました。調停条項として、カネボウ側が解決金を支払って謝罪をするといった内容が盛り込まれているとのことです。(なお、金額は非公表)

”調停が成立する”とは、双方の話し合いがまとまったことを意味し、後から不服を唱えるということはできませんので、形式的には”決着がついた”ということになります。

しかし、本当にそれで済む話でしょうか。

当サイトでは、繰り返し申し上げていますが、「白斑」というのは本当にやっかいな症状なのです。

現在

カネボウの発表(2017/09/30時点、10/10公表値)によると、カネボウの対象商品の利用によって、実際に白斑の症状が確認された患者数が【19,587人】、和解合意に至ったのが【17,569人】とされています。カネボウの美白製品で白斑になった方のうち、約90%の方々が和解に合意しているという状況のようです。

また、この和解人数には、回復・完治した方のみではなく、そこに至っていない消費者についても、当人と会社側が折り合っていれば人数に含められているとのことです。

併せて発表された、会社側が「完治」あるいは「ほぼ回復している」とする人数は【11,939人】となっています。

この化粧品を使用しているのは、当然ほとんどが女性ということになるでしょうから、美白効果を期待し、本来であれば「美しく」なるはずのもので「白斑」になってしまうなどという状況は、本当に悔しい思いをされていると思います。

実際に白斑を発症している者としては、やはりその後の経過が非常に気になるところではありますが、事件からおおよそ4年経った今では、約60%の方がほぼ完治しておられるとのことのようです。しかし、これも将来的な再発等のリスクを考えると、早々に安心してもいられないのではないかとすら思えてしまいます。

 

後天性の尋常性白斑ということになれば、一度ほぼ完治した後で、再発するリスクというのは常につきまとうわけですし、正直、本当にそんなに簡単に治ったと聴くと、「ホントかな」と疑ってしまう部分もあります。

原因不明と言われる”尋常性白斑”とは異なり、化粧品に含まれる成分による肌の色素の喪失であれば、回復は早いということなのでしょうか。

いずれにしても、「白斑」という病名であると公表されている以上、その後の再発等の経過が心配であることに変わりはありません。一刻も早く完治されることを祈るばかりです。

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実は怖い「ハイドロキノン」

美白効果の高い成分として「ハイドロキノン」という名前を聞かれたことがある方も多いかもしれません。

しみやそばかすといったいわゆる”黒い部分”をある意味”漂白”してくれる作用があり、それらのしみ・そばかすを消してくれるとして頼りにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。高い美白効果を謳う化粧品などには、このハイドロキノンが多く含まれているものもたくさんあります。

しかし、これにも注意が必要です。

あまりに強い美白効果(実際にはメラニン生成を抑制して肌の色を脱色させている)によって、白斑状態を引き起こしてしまう可能性があるのです。さらには、発がん性などの副作用も一部で指摘されている危険成分です。

では、使用してはいけないのかと言えば、そう言い切れるものではありません。よく聞く言葉ですが、「用法・用量を守って正しく使って」いれば、白斑などの危険性にさらされることもなく、美白効果を得られることが可能と言われています。

”正しく”使用する上でポイントとなるのが、その「濃度」です。

ハイドロキノンに強力な美白効果があるからと言って、「濃い方が効果が高そうだから、なるべく成分の濃いものを使おう」という発想は危険だということです。

目安としては、【5%未満】程度までの濃度におさえておく方が良いでしょう。5%を超えてくると、一気に副作用のリスクが高まってくるとも言われていますので、安易に濃度の濃いものに手を出すのは避け、心配な時は皮膚科医など専門家に相談するなどしてから使用されることをおすすめします。

 

まとめ

さて、今回は白斑に関連して、化粧品の副作用といった角度から関連する話題を取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

最近では、デフレの影響等もあって、あらゆる産業・工業製品に外国製のものが溢れかえっています。

もちろん、外国製のモノが全て悪者であるというわけではありませんが、やはり口にする食べ物や肌に触れるものなど、健康被害に繋がるような可能性のあるものについては、普段以上に注意が必要です。

今回はカネボウという日本企業に関するケースではありましたが、やはり自分のカラダに”合う・合わない”というような、「相性」は必ず出てくると思います。

あなたも、カラダに関係する製品を使用する際には、専門家に相談したり、信頼できる情報をある程度確認できた段階で使用を開始するなど、特に慎重に判断されることを心がけるようにしてくださいね。

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